働く人が知りたい派遣のメリット・デメリット
派遣で働くメリット
派遣で働くのにはこんなメリットがあります。
【自由度が高い】
派遣社員は正社員に比べて残業時間が少なく、仕事の責任も比較的軽くなります。さらに派遣は正社員と違い、希望の勤務時間や勤務地を選べるのが魅力。
派遣は自分が望む条件で働けるため、仕事とプライベートを両立しやすい雇用形態です。
【色々な仕事を経験できる】
派遣であれば未経験であっても多数の職場を紹介してもらえますし、今までの経験や資格を活かせる職場を選ぶこともできます。さらに長年派遣をしていると複数の会社で働くことになるため、色々な企業を経験することが可能。
大企業からベンチャーまでさまざまな環境を体験でき、ひょっとすると正社員として入るのが難しい有名企業で働けるかもしれません。
【派遣会社に相談できる】
職場での悩みや不安、希望を派遣会社に相談できるのも派遣社員として働くメリット。派遣先の上司には言いにくいことでも、派遣会社の担当者には気軽に相談でき、適切なサポートを受けられます。
派遣で働くデメリット
一方で派遣には以下のようなデメリットがあります。
【雇用が不安定】
派遣の契約更新は3ヶ月ごとに行われるのが主流。企業は派遣社員の働きを考慮して更新を決めますが、働きぶりが悪いと判断されれば契約を打ち切られることもあるでしょう。
仮に一生懸命働いていたとしても、更新のタイミングで企業が派遣を必要としない状況になっていれば、契約更新されない恐れがあります。
【給与が時給制】
派遣社員は給与が時給制であるため、祝日がある月、連休がある月は収入が少なくなります。正社員や契約社員であれば、ゴールデンウィークなどがある月でも収入が減少しませんが、派遣は収入が勤務日数に左右される働き方です。
また、そもそも派遣は正社員と比べると給与水準が低く、ボーナスが支給されることもありません。交通費が自己負担であることも多いので、給与額を考える時はその点も頭に入れておきましょう。
【正社員との距離感】
職場によっては正社員との距離感や温度差を感じるケースもあるようです。特に派遣の人数が少ないと孤独に感じるという人もいて、職場の仲間と一丸となって働きたい人には寂しく感じる場面があるかもしれません。
派遣はこんな人に向いている
派遣の一番の魅力は自由度の高さにあるため、仕事と生活のバランスをとりながら働きたいという人におすすめです。正社員に比べて仕事の拘束時間が少ない派遣は、子育てや介護がある人に向いているでしょう。 また、ほかにやりたい仕事がある人にとっても、派遣は理想の働き方。やりたい仕事で充分な収入が得られないため、派遣と掛け持ちで働くという人も多いようです。 「将来目指す道があり一定期間のみ働きたい」といった人にとっては、契約期間に限りがある派遣は、正社員より融通のきく雇用形態といえるでしょう。 反対に派遣に向いていないのは、「安定して働きたい」「高い給与を得たい」という希望がある人。そういった人は派遣で働くよりも、正社員を目指すのが賢明です。 派遣で働く理由は人によって色々ですが、まとめていうと「給与や安定よりも自由度の高さを重視したい」という人に向いているのではないでしょうか。