ノマドに向いているのはどんな人?メリットやデメリットは?
ノマドで働くメリット
ノマドは自由に働ける、という印象がありますが、具体的にはどんなメリットがあるのでしょうか。
【時間や場所にとらわれない】
会社員のほとんどは勤務時間・作業場所が定められていて、比較的自由なフリーランスでも契約内容によってはオフィスで一定時間労働しなければならないことも。
ノマドは完全に自由に労働時間・作業場所を選べます。
昼夜を問わず、1日4時間しか仕事をしない、1ヶ月はみっちり働いて次の月は半分休む、などの選択も可能。集中力が切れたら散歩がてら別の場所へ行って作業を再開する、旅行をしながら仕事をするなど自由に場所を選んで働けます。
【仕事を選べる】
これはフリーランスも同じですが、仕事内容を選択することができます。
自分の得意分野のみを請け負うこともできますし、未経験分野をはじめとする新しい物事への挑戦もしやすいといえるでしょう。
【固定費が減らせる】
フリーランスは事務所を開く人もいますが、ノマドはその必要はありません。
仕事の契約から納品まで、すべての作業がオンラインで完結できるからです。
すべてのノマドに共通して仕事で必須となるのは、インターネット環境のみ。
それ以外の固定費(支出)は自分の選択次第でどんどん減らせるといえるでしょう。
ノマドにもデメリットがある
魅力的に思えるノマドですが、人によっては大きなデメリットが存在することも覚えておきましょう。
【オンとオフのメリハリがつかない】
仕事をする時間や場所にくくりがない分、いつでも働くことができてしまいます。
収入も仕事をするだけ増えますから、常に仕事のことを考えていたり、ついつい作業に没頭してしまったりするという人も。
気づいたら全く休みをとっていなくて体調を崩してしまったという人もいるようです。
【インターネット環境が必須】
基本的には自由に働く場所を選べますが、その前提としてインターネット環境が必須。
近年はWi-Fi環境が整ったカフェやワーキングスペースが増えましたが、地方や海外ではまだ発展途中な場合もあります。
外でも通信可能なインターネット環境を整えたり、Wi-Fi環境のあるスポットへ行ったりすることで支出がかさむこともあるようです。
フリーランスは事務所内や自宅を作業場とすれば、一定の支出で抑えられるという違いがあるでしょう。
【社会的信用度が低い】
ノマドは自由に仕事を選べる分、毎月の仕事の受注や収入が不安定です。
実績を積み、安定した仕事・収入が得られるようになるまでは、ローンやクレジットカード、物件の契約などが難しいこともあります。
ノマドに向いている人は?
ノマドワーカーとして生活するには、必要なタイミングで仕事を見つけ契約できることが不可欠です。 仕事をどう探し、どうやって契約につなげるかを考え、実行に移す力が必要といえるでしょう。クライアントの要望以上の成果を挙げられるスキルも重要です。 これらを踏まえるとノマドに向いているのは、平均以上のスキルを持っていて積極的に仕事を勝ち取りにいける人。スケジュールや体調で問題が出ないようにする自己管理能力の高さも必須といえます。 仕事を探して受注するところから納品まで、そして事務作業なども自分1人で行うことから、自主性の低い人や人に依存しがちな人は向いていません。体調を崩しがちな人も安定した収入を得られないでしょう。 ノマドは自由な反面、自分の実力によって安定性が大きく変わることが分かったのではないでしょうか。 ノマドとして生活していけるかどうか、よく検討して選択してください。